2012-10-12
魔導少女隊~淫泥襲来~(陸)
昨日に続きましての更新は、これまた久しぶりの魔導少女隊です。
実は鬼姫共々プロットが何処かへ行ってしまっているのです(泣)
そのため、アドリブで更新しているのですが、流石に二年も放置しているので色々と頭から飛んじゃってますが、
とりあえず破綻しない様に頑張ります!
え、言い訳くさい? 申し訳ないです…
で、では、どうぞ!
実は鬼姫共々プロットが何処かへ行ってしまっているのです(泣)
そのため、アドリブで更新しているのですが、流石に二年も放置しているので色々と頭から飛んじゃってますが、
とりあえず破綻しない様に頑張ります!
え、言い訳くさい? 申し訳ないです…
で、では、どうぞ!
人間界・銀家
「只今戻りました」
「お~、お帰り」
ユーリがエコバックを片手に居間へと入ってきた。安かったのだろう、バックからは葱がはみ出している。
「買い過ぎじゃないの?」
「アスラ様を筆頭に、皆様食べ盛りですので」
「食べ盛り…」
確かに魔斬衆幹部連の食べっぷりは凄まじいものがあった。人間界では魔力の供給を食物を摂取する事でしか行えないからだとかで、その様は並の大食いタレントでは追いつく事すらも出来ないだろう。
「魔界ではどうしてたの?」
鈴が小首を傾げる。
「あちらの空気自体が魔力の塊であったからな」
「あら、カーミラ。居たの」
黒のノースリーブにジーンズと言うカジュアルな服装に身を包んだカーミラが居間に入ってくる。
「居たのとは失敬なまあ、居候の身分で言えた義理では無いが」
「アスラ様とフウカ様は居られぬのですか」
「ああ、柚殿と散歩に出かけた。えすての店を覗いて来ると言うていたが、この家に捨てる絵などあるのか?」
「字が違うわよ。アスラ達と一緒か、心配だなぁ」
「アスラ様は本よりフウカも魔斬衆の幹部。並の人間では歯も立つまいよ」
「いや、そうじゃなくて」
「?」
「柚、アスラに襲われないかしら」
長い沈黙、そして、
「「ああ、成程」」
ユーリとカーミラの声がハモった。
***
「くしゅっ!」
アスラが立ち止まり、くしゃみを一発。
「お風邪ですか、アスラ様」
「ん~、そうじゃないのよん。誰かあたしの噂をしているわねん、きっと」
鼻を擦り、
「ま、どうせ鈴の仕業でしょうねん」
「あ、アスラさん。あのお店ですよ」
柚がそう指差した先の店の看板には『エステ・ナギハ』と書かれている。
店から出て来る女性達の顔は何処か上気で、ふらふらと夢現に歩いていた。
「ん?」
と、フウカが立ち止って鼻をヒクヒクと動かした。
「如何したんですか、フウカさん?」
「いや、何かあの店から怪しい気配がしててな」
「あらん、フウカもそう思うのん?」
「アスラ様も、ですか。やはり…」
「?」
「柚ちゃん。今日は帰るとしましょう。エステ位何時でも行けるわよん」
言いつつ、アスラとフウカは既に踵を返していた。
「ま、待って下さいよ~」
慌てて追いかける柚。そんな一行の様子を、少女…ライは窓辺からじぃっと見つめていた。
続
「只今戻りました」
「お~、お帰り」
ユーリがエコバックを片手に居間へと入ってきた。安かったのだろう、バックからは葱がはみ出している。
「買い過ぎじゃないの?」
「アスラ様を筆頭に、皆様食べ盛りですので」
「食べ盛り…」
確かに魔斬衆幹部連の食べっぷりは凄まじいものがあった。人間界では魔力の供給を食物を摂取する事でしか行えないからだとかで、その様は並の大食いタレントでは追いつく事すらも出来ないだろう。
「魔界ではどうしてたの?」
鈴が小首を傾げる。
「あちらの空気自体が魔力の塊であったからな」
「あら、カーミラ。居たの」
黒のノースリーブにジーンズと言うカジュアルな服装に身を包んだカーミラが居間に入ってくる。
「居たのとは失敬なまあ、居候の身分で言えた義理では無いが」
「アスラ様とフウカ様は居られぬのですか」
「ああ、柚殿と散歩に出かけた。えすての店を覗いて来ると言うていたが、この家に捨てる絵などあるのか?」
「字が違うわよ。アスラ達と一緒か、心配だなぁ」
「アスラ様は本よりフウカも魔斬衆の幹部。並の人間では歯も立つまいよ」
「いや、そうじゃなくて」
「?」
「柚、アスラに襲われないかしら」
長い沈黙、そして、
「「ああ、成程」」
ユーリとカーミラの声がハモった。
***
「くしゅっ!」
アスラが立ち止まり、くしゃみを一発。
「お風邪ですか、アスラ様」
「ん~、そうじゃないのよん。誰かあたしの噂をしているわねん、きっと」
鼻を擦り、
「ま、どうせ鈴の仕業でしょうねん」
「あ、アスラさん。あのお店ですよ」
柚がそう指差した先の店の看板には『エステ・ナギハ』と書かれている。
店から出て来る女性達の顔は何処か上気で、ふらふらと夢現に歩いていた。
「ん?」
と、フウカが立ち止って鼻をヒクヒクと動かした。
「如何したんですか、フウカさん?」
「いや、何かあの店から怪しい気配がしててな」
「あらん、フウカもそう思うのん?」
「アスラ様も、ですか。やはり…」
「?」
「柚ちゃん。今日は帰るとしましょう。エステ位何時でも行けるわよん」
言いつつ、アスラとフウカは既に踵を返していた。
「ま、待って下さいよ~」
慌てて追いかける柚。そんな一行の様子を、少女…ライは窓辺からじぃっと見つめていた。
続
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