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2010-01-20

アブダクション

ようやく6000hit記念のSSです。今回は誘拐、洗脳物です。よくある感じですが、ご了承下さい。
では、どうぞ!

「う……ここは……?」
少女が目を覚ましたのは銀色の部屋のベッドだった。見たこともない機械が駆動音をあげる以外は閑散とした室内。と、銀色の扉が開き、自分と同じくらいの年齢の少女が入ってくる。その少女はヘソの出た銀色の服に同色のズボンとロンググローブを身に着けており、顔には表情が無く無機質さを感じる。
「結城沙織、オメデトウゴザイマス。貴女ハ我ラノ尖兵ニ選バレマシタ」
機械のような感情を感じない口調で、銀色の少女は淡々と述べる。沙織は訳も解らず目の前の少女を見つめる。と、沙織が寝ていたベッドから拘束具が現れ、沙織の四肢と首が拘束されてしまう。
「ちょっと、何よこれ!」
咆える彼女の声など聞こえていないのか、少女は自分が着ているのと同じような銀色の服を取り出し、床に置く。
「デハ、教育ヲ開始シマス」
言葉と共に彼女はどこからとも無く黒いバイザーを取り出すと沙織の目に掛ける。
「いっ!」
掛けられた瞬間、鋭い痛みが沙織の脳に走る。だがそれは一瞬の事だった。
「う……あ……」
彼女の脳に偽の記憶が植えつけられていく。自分が『我ら』の尖兵であること、自分の役目は優秀な地球人を『我ら』と同じ存在へと改変させること。
「モウイイデショウ」
少女が手元のボタンを押すと、沙織を縛り付けていた拘束具が外れる。それでも沙織は動こうとはしない。ただジッとそこに居るだけだった。
少女が沙織のバイザーを外す。その下から現れた彼女の目は、少女と同じく無機質な目をしていた。
「起キナサイ、サオリ」
「ハイ」
沙織は少女の言葉に頷くと、ゆっくりと起き上がり、ベッドから降りる。
「コレヲ」
少女は沙織に自分が来ているのと同じ銀色の服を渡す……

***

「朝かぁ~」
沙織は自分のベッドから起き上がると大きく伸びをする。
「う~、変な夢見ちゃったなぁ」
目を擦り、昨夜の夢を思い出す。なんとも奇妙な夢だった。自分が奴らの仲間になる、そういう夢だったと思う。
「ほんと、変なゆめだったな……と、そんなことより着替えをしないと」
ベッドから降りた沙織はタンスから服を取り出す。いつもと同じような、銀色の服にミニスカート、同色のロンググローブ。『我ら』の必需品だ。
「まったく、なんで私が地球人の仲間になっている夢なんて見たのかしら」
沙織――サオリはため息をつくと自分の体にぴたりと合う服を着始めた……

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鬼夜蛇神ナリ

Author:鬼夜蛇神ナリ
キヤタガミと読みます。悪堕ちと百合を愛する地球内腐的生命体です。

一応18禁ちっく(?)な作品がちらほらあるので、覚悟の上でお読みください。

基本的にリンクフリーですが、ご一報くださると幸いです。

仁王立ちだZE★霧雨魔理沙

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